| リンさん |
(図1を指しながら)初期微動継続時間は観測点ごとにバラバラだね。 |
| ショウさん |
震源距離によって初期微動継続時間は変わるから,
「神戸市」の地震計の記録はA~Dのうちの [ ① ]だということがわかるね。 |
| リンさん |
震源距離によって初期微動継続時間が変わるなら,
逆に初期微動継続時間から震源距離が求められないかな。
表には,初期微動継続時間が6秒と12秒のものがあるから,
これらの中間の9秒だと震源距離は何kmになるだろう? |
| ショウさん |
初期微動継続時間と震源距離には比例関係があるから,
きっと約 [ ② ]kmになるはずだよ。 |
| リンさん |
地震計の記録からいろいろなことがわかるんだね。
震源距離はわかったけど,兵庫県南部地震の震源って,
どこだったのかな。
震源距離や地図を使って推測できないかな。 |
| ショウさん |
大阪市と震源との距離を45kmとすると,
震源は半径45kmの半球上のどこかにあることになるね。
(図2をかいた)
 |
| リンさん |
そうだね。1つの観測点では震源の位置が特定できそうにないね。
観測点を2つに増やすとしたら,どこがいいかな。 |
| ショウさん |
S波が届いた時刻が大阪市と同じ姫路市なら,
震源距離も同じ45kmと仮定して2つ目の観測点にできそうだね。
(図3をかいた)

2つの半球が重なってできた「面」の上に震源はありそうだね。 |
| リンさん |
震源は両方の観測点から45kmの位置にあるから,
考えられる震源の位置を全てつなげた線は,このようにかけるね。 |
| ショウさん |
数学の授業でも,球を平面で切ったとき,
切り口は円になるって習ったから,間違いないね。
これで,かなり震源の位置が絞り込めたね。
きっと,あと1つ観測点を増やしたら,震源の位置が特定できるはずだよ。 |
| リンさん |
S波が届いた時刻が大阪市や姫路市と同じ
和歌山市の震源距離を45kmと仮定して,
3つ目の観測点にしたらどうかな。(図4をかいた)
 |
| ショウさん |
3つの「面」はそれぞれ震源が存在する平面を表しているから,
この3つの平面が重なる直線上に震源,震央があることになるね。 |
| リンさん |
実際に各観測点を中心に,半径が45kmになる円を地図上に作図すると,
震央は明石海峡付近になるね。 |
| ショウさん |
地図上で測ると,各観測点から震央までの距離は約42kmになっているね。
あとは震源の深さだけど…。 |
| リンさん |
大阪市,震央,震源を結ぶ3辺に囲まれた底辺42km,
斜辺45kmの直角三角形だから…わかった!
震源の深さは約 [ ③ ]kmだ! |
| ショウさん |
この前,テレビで震災30年の特集をしていたけど,
震源の深さやマグニチュードについても説明していたよ。
県内各地で大きな被害をもたらした兵庫県南部地震から,
もう30年も経っているのか。 |
| リンさん |
震直後は,電気や水道,ガスが止まって
本当に大変だったとお母さんが言ってたよ。
地震で経験したことを活かして,
今後予測される巨大地震に備えていきたいね。
兵庫県は「忘れない」「伝える」「活かす」「備える」「繋ぐ」の
コンセプトで30年事業を行っているから,
地震を経験していない私たちも,兵庫県南部地震を未来につないでいきたいね。 |