| 身近な生物 |
| 身近な生物の観察-ルーペの使い方 |
| ①ルーペ:ルーペは、観察するものを大きくして見やすくしてくれる道具です。 小さくて持ち運びやすいので、野外での観察に適しています。 ルーペの倍率は通常10倍程度です。 ![]() ②ルーペの使い方: (1)ルーペは常に目に近づけて使う:視野が狭いため、目から離すと観察物が見えにくくなります。 観察するときは、ルーペを目に近づけて持ちましょう。 (2)見たいものが動かせるとき:観察物を前後に動かして、良く見える位置を探します。 例えば葉っぱを見るときなどです。 (3)見たいものが動かせないとき:顔(自分)を前後に動かして、良く見える位置を探します。 木の幹を見るときなどが該当します。 |
| 在来種と外来種 |
| ①在来種:ある地域や特定の場所に自然に生息している種を指します。 これは、その地域に古くから存在している植物です。 ②外来種:もともとはその地域に存在しなかった生物で、 人間の活動によって持ち込まれたり、移入されたりした種を指します。 これらの外来種は、野生化してその地域で繁殖し、 在来種と競合することで生態系に影響を及ぼすことがあります。 ③植物に限定すると、外来植物は、他の地域から持ち込まれた植物で、 その地域の生態系に適応して繁殖しています。 一方、在来植物は、その地域に古くから存在している植物で、その土地の生態系に適応しています。 ④例えば、日本において、アジサイは在来植物であり、日本各地で自然に見られます。 一方、ヨーロッパから持ち込まれたヒメシャラは外来植物で、 日本の生態系に影響を及ぼす可能性があります。 |
| 野外観察②:水中の微生物 |
| ①単細胞生物: 単細胞生物は、からだがただ1つの細胞からできている生物で、 ほとんどの場合、顕微鏡でなければ見ることはできません。 すべてのはたらきが1個の細胞によって営まれているため、 食物をとり入れる細胞口や、食物を消化し、吸収する食胞、 細胞内でいらなくなった不要物を排出する収縮胞などがあります。 (1)代表的な単細胞生物には、アメーバやツリガネムシ、ミジンコ、 (2)そして細菌類(例:ナットウ菌、大腸菌、コレラ菌)があります。 ②原生動物: 原生動物は、からだのつくりが最も簡単な動物のなかまで、淡水の中に生息しています。 原生動物は、1つの細胞からなる最も原始的な動物群で、 1個の細胞が部分的に分化して、種々の器官に相当する構造をつくります。 以下は、原生動物の一部です。 (1)ゾウリムシ: 水田の水などに多く見られ、細かい毛(せん毛)を動かして水中を泳ぎます。 (2)アメーバ: 池や沼の底のどろや水草・落ち葉の上などに生息し、透明で仮足をのばしてゆっくりと移動します。 (3)ツリガネムシ: 池や沼の底の落ち葉の上に細長い柄でついていて、柄をのばしたり縮めたりしています。 (4)ミジンコ: 多細胞の動物であり、1mm程度の大きさがあるため、肉眼でも観察できます。 (5)また、緑ソウ類やケイソウ類も原生動物に含まれます。 ケイソウ類は光合成を行い、殻をもっていて、淡水産と海水産のものがあります。 ![]() |
| 顕微鏡の倍率 |
| ①顕微鏡の倍率:対物レンズと接眼レンズの組み合わせで決まります。 対物レンズは顕微鏡の下部にあり、試料を拡大する役割を果たします。 接眼レンズは覗き口にあるレンズで、目で見るための拡大率を提供します。 ![]() ②倍率の計算: 倍率=対物レンズの倍率×接眼レンズの倍率 一般的な倍率の組み合わせは、 対物レンズの倍率が10倍または40倍で、接眼レンズの倍率が10倍です。 したがって、一般的な倍率は100倍または400倍です。 |
| 顕微鏡の種類 |
| ①顕微鏡は主に2種類あります。 鏡筒上下式顕微鏡とステージ上下式顕微鏡の2つです。 (1)接眼レンズ: 目でのぞく部分です。 (2)鏡筒: 接眼レンズをはめる部分です。 (3)レボルバー: 対物レンズを交換するために回す部分です。 (4)対物レンズ: 観察物に近い方のレンズです。 (5)ステージ: 観察物(プレパラート)をのせる部分です。 (6)クリップ: プレパラートを固定するための部分です。 (7)しぼり: 光の量を調節するための穴が開いている部分です。 (8)調節ねじ: 鏡筒またはステージを上下させるための部分です。 (9)アーム: 顕微鏡を持ち運ぶための部分です。 ②顕微鏡の使い方の基本手順は次の通りです。 1.顕微鏡を直射日光の当たらない明るい場所に置きます。 2.接眼レンズをつけた後、対物レンズをつけます(対物レンズにほこりが入るのを防ぐため)。 3.接眼レンズをのぞいて視野が明るくなるように反射鏡の向きを調節します。 4.プレパラート(観察物)をステージにのせます。 5.横から見ながら対物レンズとプレパラートを近づけるように調節ねじを回します (横から見るのはぶつからないようにするため)。 6.接眼レンズをのぞいて、調節ねじで対物レンズとプレパラートを遠ざけながらピントを合わせます。 7.しぼりを回して視野の明るさを調節します。 8.プレパラートはスライドガラスの上に観察したいものをのせてカバーガラスをつけることで作成します。 9.カバーガラスをつける際は気泡(空気の泡)が入らないように注意しましょう。 10.倍率は対物レンズを変えることで調整できます。 11.微鏡全体の倍率は接眼レンズの倍率×対物レンズの倍率で求めます。 12.低倍率は広い範囲を見るため、高倍率は詳細な観察に適しています。 |
| プレパラート |
| ①プレパラート: スライドガラスに観察したいものをのせて、カバーガラスで覆った状態のものです。 これにより、顕微鏡で観察できるようになります。 ![]() ②プレパラートを作る手順: (1)スライドガラスに観察したいもの(試料)をのせます。 (2)カバーガラスをゆっくりかけ、気泡が入らないように注意します。 (3)カバーガラスは薄くて割れやすいので、ピンセットを使って端から乗せると良いです。 |