| 近畿地方 | ||
| 地形 |
||
| 【紀伊山地】紀伊半島の大部分を占める山地。 【紀伊半島】近畿地方南部、太平洋につき出している半島。 【淀川】琵琶湖から流れる川。 【琵琶湖】滋賀県中央部にある日本最大の湖。 ![]() ①中国山地と丹波高地: 北部には中国山地が広がり、兵庫県の北部から京都府の丹波高地に続いています。 中国山地はなだらかで、丹波高地は京都府に広がっています。 ②紀伊山地: 南部の紀伊半島には険しい紀伊山地が長く続いています。 ③盆地と平野: 近畿地方の中央部にはいくつかの盆地と平野があります。 大阪平野、京都盆地、近江盆地、奈良盆地などが分布しています。 盆地は山地の間に落ち込んだ部分で、断層の作用によって形成されています。 ④琵琶湖: 近江盆地にある琵琶湖は、日本一大きい湖です。 琵琶湖から流れ出る淀川は、京阪神の生活用水に欠かせない水源となっています。 ⑤志摩半島のリアス式海岸: 三重県の志摩半島には、丘陵地帯が沈水して形成されたリアス式海岸が見られます。
|
||
| 日本の標準時子午線 | ||
| ①日本の標準時子午線: (1)日本の標準時(中央標準時)の基準となる子午線です。 明治19年の勅令により、東経135度の経線が定められました。 (2)この経線は英国のグリニッジ天文台を通るグリニッジ子午線(経度0度線)より 9時間進んでいます。 日本では、京都府から兵庫県明石市、淡路島北端の淡路市を通り、 和歌山市沖ノ島西端をかすめて太平洋に至ります。 ![]() |
||
| 阪神・淡路大震災(兵庫県南部地震) | ||
| ①阪神・淡路大震災: (1)兵庫県南部地震とも呼ばれ、日本の近畿圏で大きな被害をもたらしました。 この地震は、淡路島北部(または神戸市垂水区)沖の明石海峡を震源として、 マグニチュード7.3の直下型地震として発生しました。 (2)神戸市を中心とした阪神地域および淡路島北部で甚大な被害が出ました。 犠牲者は6,434人にも達し、第二次世界大戦後に発生した自然災害では、 東日本大震災が発生するまで最悪のものでした。 (3)この地震は、都市型災害として日本国内だけでなく世界中に衝撃を与えました。 ![]() |
||
| 気候 | ||
| ①気候: 近畿地方は、地理的には北部と南部で異なる気候を持っています。 ![]() ![]() (1)南部(太平洋側): 北西の季節風の影響を受けて、冬には雪が多く降ります。 尾鷲や大台ケ原などは日本有数の年間降水量を記録しています。 (2)中央部: 瀬戸内海地方の気候に似ており、比較的降水量が少ない地域です。 盆地の所では気温の年較差が大きい特徴もあります。 (3)北部(日本海側): 夏の季節風や梅雨前線、台風の影響で日本でも有数の降水量の多い地域です。 黒潮(日本海流)の影響で冬でも温暖な気候となっています。 |
||
| 農林水産業 | ||
| ①近郊農業: 東京や大阪のような人口が集中する大都市の周辺で、 都市で生活する人達に向けた野菜をいろいろ作ること。 ![]() (1)近畿地方では、野菜や生花などの近郊農業が中心です。 特に京野菜は人気で、温暖な地域ではみかんや梅の栽培も盛んです。 (2)和歌山県ではみかんの栽培が行われており、志摩半島では真珠の養殖も行われています。 ②林業: ![]() (1)紀伊山地や吉野すぎ、尾鷲ひのきなど、近畿地方は木材の産地としても知られています。 (2)近畿地方には全国的に評価される高級材や特徴的な産地もあります。 |
||
| 海岸線 | ||
| 【リアス式海岸】 リアス式海岸は、山や丘が海に沈んでできた谷に海水が入り込んで形成される海岸のことです。 ![]() ①リアス式海岸のでき方: (1)山があります: まず、急な山が存在します。 (2)海に沈みます: その山が海に沈んでいきます。この現象は時間を要します。 (3)リアス海岸の完成: すると、入り組んだリアス式海岸ができあがります。 ②リアス式海岸の特徴: (1)養殖業: リアス式海岸はプランクトンが豊富で、養殖が盛んです。 水深が深く、栄養分が豊富なため、養殖に適しています。 (2)地形の入り組み: 地形が複雑に入り組んでいるため、都市の発展は難しい一方で、漁村が存在します。 (3)津波の注意: 津波は反射を繰り返すため、被害が甚大になることがあります。 (4)近畿地方には志摩半島があり、ここが典型的なリアス式海岸の一部です。 志摩半島では真珠養殖も盛んです。 また、若狭湾(福井県)や三陸海岸(岩手県)もリアス式海岸の一部として知られています。 |
||
| 阪神工業地帯 |
||
| ①阪神工業地帯: 阪神工業地帯は、大阪市と神戸市を中心に広がる工業地帯です。 狭義では、大阪府と兵庫県の南東部に位置する阪神間を指します。 ![]() (1)自動車産業を中心とした中京工業地帯に次いで、 生産額で日本第2位の工業地帯として発展しています。 (2)大阪湾の臨海地区や淀川沿いにはエネルギー、鉄鋼業、石油化学工業、 機械工業などが集まっています。 (3)また、内陸部には医薬・化学・機械関連の研究所も多く展開されています。 |
||
| 地盤沈下 | ||
①大阪の地盤沈下:![]() (1)海抜の低さ: 大阪は海抜が低いため、地盤沈下が起きやすい地域です。 国土交通省の洪水ハザードマップによれば、大阪市のほとんどが浸水想定区域に位置しています。 淀川や大和川などの一級河川が東西に横切っていることも影響しています。 (2)大大阪時代: 大正後期から昭和初期にかけて、大阪市域や周辺地域で地盤沈下が続きました。 この時期は「大大阪時代」と呼ばれ、地下水の需要が高まり、 大量の地下水がくみ上げられた結果、地盤が沈下しました。 昭和10年から27年にかけて、地盤は約3メートル近くも沈下しています。 (3)抜け上がり: 地盤沈下により、ビルの周囲の地盤が下がることがあります。 これを「抜け上がり」と呼びます。 抜け上がりが起きると、建物の下が空間になり、杭だけが支えとなります。 周囲のガス管や水道管も地盤沈下に伴って沈むため、建物との接合部分が壊れることがあります。 (4)取水制限と現在の状況: 昭和38年以降、取水制限が実施され、地盤沈下はほぼ停止しています。 大阪府全域と阪神地域を対象にした水準測量データによれば、 地下水の採取量は減少しており、地盤の沈下もほぼ止まっています。 ただし、今後の技術進化により再び地盤沈下が起きる可能性があることに注意が必要です。 |
||
| パネルベイ | ||
| 【パネルベイ】 薄型テレビの工場が相次いでつくられ、日本最大の生産拠点となっていた大阪湾岸のよび名。 ![]() ①大阪湾ベイエリア: 大阪湾岸に位置する工業地帯で、大型工場の進出が目立っています。 この地域は「パネルベイ」とも呼ばれ、 主に薄型テレビのパネル(液晶パネルやプラズマディスプレイパネル)の 生産拠点として知られています。 具体的には、以下の工場が存在しています。 (1)パナソニックプラズマディスプレイ㈱(尼崎市): プラズマディスプレイパネル工場 (2)シャープ㈱(堺市): 液晶パネル工場 (3)㈱IPSアルファテクノロジ(姫路市): 液晶パネル工場 これらの工場は、大阪湾岸地域の経済活性化に寄与しており、 関西全体の浮揚にも大きな期待が寄せられています。 ②今後は「バッテリーベイ」や「グリーンベイ」といった 次世代エネルギー関連産業も集積されることが期待されています。 |
||
| 商業都市大阪 | ||
![]() ①交通の要所: 大阪は江戸時代には全国の米や物産の集散地となり、 それらを貯蔵、販売するために蔵屋敷がおかれ、日本最大の商業都市として栄えました。 そのため、当時、大阪は「天下の台所」と呼ばれていました。 ②明治以降: 卸売業などの商業が発展しました。 大阪がこのように発展した背景としては、 (1)瀬戸内海や琵琶湖の水運を利用できたこと、 (2)周辺で商品作物の生産がさかんだったこと、 (3)京都や奈良などの消費地が近くにひかえていた ことなどがあげられまする。 |
||
| ニュータウン |
||
| 【ニュータウン】郊外に計画的に建設された新都市。 【ポートアイランド】埋め立てによって神戸港につくられた巨大な人工の島。 ![]() ![]() ①ニュータウン: 新しい街で、内陸の丘や山を切り開いて作られることが多いです。 大阪府では、千里ニュータウンや泉北ニュータウンなどがあります。 これらは、都市の中心部で人口が増加し、住宅が足りなくなったため、 周辺の山を削って造成されました。 ②ポートアイランド: 神戸市にある人工島です。 元々大阪は日本で1番小さい都道府県でしたが、埋め立てにより面積が拡大したため、 日本で1番小さな都道府県の座を香川県に譲りました。 ポートアイランドは、六甲山地を削って造成され、海を埋め立てて作られました。 ちなみに、ポートアイランドの周囲にはコンテナターミナルがあり、 港湾開発も目的とされています。 ③南港ポートタウン線(愛称:ニュートラム): 自動案内軌条式旅客輸送システムです。 この路線は、大阪南港や咲洲地区の住宅団地への交通手段として1981年に開業しました。 |
||
| 都市開発 | ||
| 【関西国際空港】大阪府の泉州沖につくられた人工島にある国際空港。 【パネルベイ】薄型テレビの工場が相次いでつくられ、日本最大の生産拠点となっていた大阪湾岸のよび名。 ![]() ①大阪万博(2025年): 155ヘクタールの人工島「夢洲(ゆめしま)」で開催される予定です。 166の国々が参加し、交通網の整備も行われます。 交通アクセスの向上と観光客の増加が期待されています。 ②IR(Integrated Resort)誘致計画: カジノを含む統合型リゾート施設(IR)の誘致活動中です。 「オールインワンMICE拠点」(国際会議場・展示場・宿泊商業施設の複合施設)の都市計画に、 9,300億円を投資する計画です。 ③大阪7大再生プロジェクト: 大阪駅周辺の「うめきた2期」再開発や中之島エリアの文化・芸術・学術・国際交流の 中心拠点構築などが進行中です。 他にも御堂筋、難波、大阪城公園、天王寺・阿倍野、臨海部などで再開発が進められています。 |
||
| 古都 | ||
| 【古都保存法】世界にほこる古都のすぐれた歴史的風土を、都市化による破壊から守り、 その景観や町並みを保存することを目的とする法律。 ![]() ![]() ①「古都」とは: 日本の歴史上重要な地位を有する市町村を指します。 現在、京都市、奈良市、鎌倉市のほか、天理市、橿原市、桜井市、 奈良県生駒郡斑鳩町、同県高市郡明日香村、逗子市、大津市の計8市1町1村が 「古都」に指定されています。 ②「歴史的風土」とは: 古都保存法において「わが国の歴史上意義を有する建造物、遺跡等が 周囲の自然的環境と一体をなして古都における伝統と文化を具現し、 及び形成している土地の状況」と定められています。 つまり、歴史的な建造物や遺跡と、それを取り巻く自然環境が一体となって 古都の雰囲気を醸し出している土地を指します。 ③「古都保存法」の特徴: 歴史的、文化的資産と周辺の自然的環境を一体的に保存することを目的としています。 各都市ごとに歴史的風土保存のための総合的な計画を立案します。 建築物の新築や改築を規制することで歴史的風土を保護します。 損失補償や土地の買い入れにより、土地所有者に対する代償措置を行います。 |
||
| 伝統的工芸品 |
||
| 【伝統的工芸品】その地域で生産される材料と、昔から伝わる伝統的な技術をもとにつくられ、 現代まで受けつがれて発展してきた工芸品のこと。 ![]() ①西陣織: 京都市街の北西部で作られている絹織物で、美しい模様が特徴です。 ②京友禅: 京都府一帯で作られる染織品で、豊かな色彩と絵画的な友禅模様が特徴です。 ③京扇子: 京都を中心に作られている扇子で、竹と紙または絹を主な材料としています。 ④京人形: 京都市周辺で作られている日本人形で、職人たちが細かく分業化された製作工程を行っています。 ⑤京焼・清水焼: 京都市周辺で作られている陶磁器で、清水寺の参道で作られていた焼き物があります。 |
||