社会2年 日本の歴史(原始古代)

 原始古代
 [要点-年代・時代区分]

①西暦:
キリスト教に基づいた暦で、「紀元何年」という形で表します。
同様に、「2024年」はキリスト教が生まれた年から数えて2024年目です。

②年号(元号):
日本で使われる独自の元号制度によって決められるもので、
天皇の慣例や改元(年号が変わること)によって新たに決定します。

③世紀:
100年を1つの単位として区切ったものです。
1年~100年を1世紀、101年~200年を2世紀といいます。
1192年は1101~1200年の間にあるので12世紀です。
また、1600年は1501~1600年の間にあるので16世紀です。

④計算:
西暦と年号の対応を計算するには、
例えば「令和」の場合は、「西暦 - 2018 = 令和の年号」という計算ができます。
例えば、令和5年なら「2023年 - 2018」
 時代区分
 
【時代区分】歴史を、それぞれの時代の質的な特徴によって、いくつかの時期に分かつこと。
奈良時代以降の、各時代の始まり。

奈良時代: 710年
平安時代: 794年
鎌倉時代:1185年
室町時代:1338年
安土・桃山時代:1573年
江戸時代:1603年
明治時代:1868年
大正時代:1912年
昭和時代:1926年
平成時代:1989年
令和時代:2019年
 [要点-原始]
 
【猿人】最も古い人類の祖先。約700万年から600万年前にアフリカに出現した。
【原人】猿人につぐ、約200万年前に出現した人類。
【旧人】約50万年前にあらわれた人類。
【新人】約20万年前に出現した、現在の人類の直接の祖先。
【旧石器時代】1万年ほど前まで続いた、打製石器を使い、狩りや採集を行って生活していた時代。

①最古の人類は700万~600万年前にアフリカに現れた猿人です。
200万年前に出現した原人は打製石器を使い始めました。
やがて、人類は火や言葉を使うことができるようになりました。

②今から20万年ほど前には、現在の人類の直接の祖先にあたる新人(ホモ・サピエンス)があらわれました。
打製石器を使い、狩りでけものをとり、木の実や草の根の採集をしていた時代を旧石器時代といいます。

③約1万年前から新石器時代が始まり、磨製石器が使われ、農耕や牧畜が始まりました。
 人類の出現と進化
 



①猿人(えんじん):
時期:約700万年前
特徴:
猿人は、人類の進化の最初期の段階にあたります
直立二足歩行を始めたことが特徴で、木の上だけでなく地上でも生活。
脳の容量は現在の人類よりも小さく、チンパンジーに近い形態をしていました。
有名な猿人には「オーストラロピテクス」。

②原人(げんじん):
時期:約200年前
特徴:
原人は、猿人からさらに進化した段階で、より発達した直立二足歩行を行いました。
脳の容量が増えるし、簡単な石器を作ることができるようになりました。
火を使い始めたことが大きな特徴で、これにより食品を加熱調理することが可能になった。
有名な原人には「ホモ・エレクトス(北京原人、ジャワ原)」

③新人(しんじん):
時期:約20年前
特徴:
新人は、現代人に最も近い段階の人類で、私たちの直接の先祖先にあたります。
有名な新人には「ホモ・サピエンス(クロマニョン人)」
 新石器時代
 
【打製石器】石器時代から狩り用の道具や防具として用いられていた道具。
【磨製石器】新石器時代につくられるようになった道具。

 

①旧石器時代:
約250万年前にアウストラロピテクスが最初に打製石器を使い始めた時代です。
打製石器は石を打ちかいて作られた鋭い石器で、狩猟や植物の採取に使われました。
最初は石の一部を打ちかいて作る程度でしたが、次第に高度なものに発展しました。
この時代は地球が寒く、マンモスやナウマン象などの大型動物を求めて狩猟されていました。
また、旧石器時代では骨角器と呼ばれる動物の骨や角を使った道具も使われていました。

②新石器時代:
約1万年前ぐらいから始まりました。
地球は温暖化していき、海面が上昇し、動物も大型から小型へと変化していきました。
この時代には磨製石器が登場しました。
磨製石器は石を磨いて表面をなめらかにした石器で、食べ物を入れる土器も使われるようになりました。
農耕や牧畜も始まり、国家の始まりとなりました。

③日本においては、縄文時代が新石器時代に該当します。
縄文時代は独自の文化が栄え、磨製石器が使われていました。
 [要点-古代文明]
 
 

①
地図Aのエジプト文明はナイル川の流域。
地図Bのメソポタミア文明はチグリス川とユーフラテス川の流域。
地図Cのインダス文明はインダス川の流域で発達。

②
地図Dの中国文明は黄河流域で発達し、紀元前1600年頃に 殷という国が作られ、甲骨文字を使用。
殷は周にほろぼされ、やがて、多くの国が争う春秋・戦国時代。
孔子は儒学(儒教)を創始。
紀元前 221年に秦の始皇帝が中国を統一し、遊牧民族の侵入を防ぐために万里の長城を築く。
秦が滅亡した後、漢が中国を統一。
この時代、シルクロードを通って中国から絹織物が西方に、西方から馬やぶどうが取引される。

③
ギリシャでは、多くの都市国家が誕生。
最大の都市のアテネでは、成人男子の市民による民主政治が行われる。
紀元前4世紀の末、マケドニアのアレクサンドロス大王は大帝国をつくったが、
その結果、ギリシャ文化が各地に伝わり、
その土地の文化ととけあってヘレニズム文化がうまれまし。
紀元前後、地中海一帯をローマ帝国が支配。

④
インドでは、シャカが仏教を創始。
パレスチナに生まれたイエスはキリスト教を創始。
7世紀のアラビア半島では、ムハンマド(マホメット)がアラーを唯一神とするイスラム教を創始。
 古代文明(エジプト)
 
【エジプト文明】紀元前5000年ごろからナイル川下流地域に発達した古代文明。
【象形文字】ものの形をかたどってつくられた文字で、絵文字から発展した。
【ピラミッド】古代エジプトの国王や王族の墓。

 

古代エジプト文明は、紀元前3000年頃からナイル川流域で栄えた高度な文明です。

①ナイル川と氾濫の恩恵:
エジプトは不毛の砂漠地帯ですが、
毎年夏のナイル川の増水で水に覆われる地域には河土が運ばれて堆積し、
農耕や灌漑が可能になりました。
ナイル川の恩恵を受ける地域は「ケメト(黒い大地)」と呼ばれ、
エジプトそのものを指す言葉として周囲に広がる「デシェレト(赤い大地)」と対比されました。

②統一国家の成立:
初期には部族国家が分裂していましたが、
紀元前3500年頃に上エジプトと下エジプトの二つの統一国家が成立しました。
この統一国家はナイル河での交通を便利にし、統一国家を建国し維持する基盤となりました。

③文字と暦:
ナイル川の氾濫を正確に予測するために天文観測が行われ、
太陽暦(シリウス・ナイル暦)が作られました。
ヒエログリフから派生した文字は世界のアルファベットの起源となりました。

④ピラミッドと文化:
エジプト文明はギーザの三大ピラミッドなどで知られ、高度に発展した文化がありました。
 古代文明(メソポタミア)
 
【メソポタミア文明】紀元前3000年ごろ、チグリス川とユーフラテス川の流域に発達した文明。
【太陰暦】月の満ち欠けを基本としてつくられた暦。
【ハンムラビ法典】紀元前18世紀ごろ、ハンムラビ王が定めた世界最古の法典。

 

古代メソポタミア文明は、世界最古の文明の一つで、ティグリス川とユーフラテス川の流域に栄えました。

①始まりと場所:
紀元前3500年から紀元前3000年の間、シュメール人による都市国家が形成されました。
メソポタミアは現在のイラクおよびトルコとシリアの一部に位置し、
肥沃な三日月帯と呼ばれる地域です。

②シュメール都市国家:
シュメール人による都市国家が多く形成され、
ジッグラト(ピラミッド状の寺院)や楔形文字などの技術が生まれました。

③アッカド帝国とその後:
アッカド人による都市国家の統一があり、アッカド語が共通語となりました。
その後、アムル人やヒッタイトなどの支配が繰り返されました。

④特徴:
ジッグラトや楔形文字、灌漑技術が発展しました。
ハンムラビ法典で有名なバビロニア王ハンムラビもこの地で活躍しました。
 古代文明(インダス)
 
【インダス文明】前3000年から前1500年ころ、インダス川流域に発達した古代都市文明。
【カースト制度】ヒンドゥー教における身分制度のこと。

 

インダス文明は、紀元前2600年から紀元前1800年頃に
インド西北部のインダス川流域に存在した古代文明です。


①都市遺跡:
インダス文明の都市遺跡は約2600ヶ所に分布しています。
その中でも有名な遺跡には、モヘンジョ=ダロやハラッパーがあります。
モヘンジョ=ダロはインダス川下流で、ハラッパーは上流に位置していました。

②インダス文字:
インダス文明は独自の文字を持っていましたが、現在も解読されていません。
この文字は印章や陶器に使用され、文化的な交流や経済活動に使われたと考えられています。

③技術と文化:
インダス文明は高度な技術を持ち、排水システムや公衆浴場などの都市設備が発展していました。
身分制度や宗教的な信仰も存在しましたが、その詳細は不明です。
 古代文明(比較)
 
 

 

 ギリシャ・ローマ文明
 
【ギリシャ文明】紀元前8早紀中ごろから紀元前5〜4世紀に栄えた文明。
【アレクサンドロス】前356〜前323マケドニアの国王。
【ヘレニズム】ギリシャ人(ヘレネス)風の文明という意味。
【ポリス】紀元前8世紀ごろ、ギリシャで都市を中心につくられた小さな国家。
【ローマ帝国】紀元前1世紀に、地中海沿岸地域を中心にできた国家。

①ギリシャ文明:
紀元前8世紀頃から、ギリシャ各地に独立した都市国家(ポリス)が成立しました。
特にアテネとスパルタは有力でした。
アテネでは、18歳以上の市民が直接民主政治を行い、奴隷は参加できませんでした。
ギリシャ文明は演劇、彫刻、哲学、数学、医学などで栄えました。

②ローマ文明:
紀元前6世紀にラテン人によって都市国家が作られ、共和制が成立しました。
紀元前1世紀にローマ帝国が成立し、地中海を囲む広大な領土を支配しました。
ローマは実用的な文化を発展させ、暦、法律、道路、水道などを整備しました。
 宗教のおこり
 
 

世界三大宗教とは、仏教、キリスト教、そしてイスラム教の三つを指します。

①キリスト教:
イエス・キリストの教えを基にして成立した宗教です。
約2000年前の古代ローマ時代に始まりました。
キリスト教は一神教であり、神の息子とされるイエス・キリストを救世主として信仰します。
聖書がキリスト教の教典で、旧約と新約の両方から成り立っています。

②イスラム教:
7世紀にアラビア半島で成立しました。預言者ムハンマドの教えに基づいています。
イスラム教は一神教で、コーランが教典です。
信者は「ムスリム」と呼ばれます。

③仏教:
紀元前5世紀頃にインドで生まれました。シャカ(仏陀)によって開かれました。
仏教は、人々が苦しみから解放されるための教えを説いています。
経典は「経」です。

④ヒンドゥー教:
広く信仰されていますが、民族宗教であるため世界三大宗教には含まれません。

 
 古代文明(中国)
 
【中国文明】中国の黄河や長江の流域で栄えた古代文明。
【甲骨文字】紀元前1600年ごろ、中国の殷でつくられた文字。


①中国文明は黄河流域で発達。

②紀元前1600年ごろに殷という国がつくられ、亀の甲や牛の骨に刻まれた甲骨文字を使用。

③また、青銅器もつくられました。

 
 中国文明:周~春秋戦国
 
【周】紀元前11世紀ごろ、殷をほろぼして建てられた王朝。
【春秋・戦国時代】周がおとろえたあとから秦の統一までの時代。
【儒教】紀元前6世紀ごろ、孔子が説いた教え。

 

①中国文明が起こったのは黄河流域です。
殷の時代には、亀の甲や牛の骨に刻まれた甲骨文字を使用。

②殷を滅ぼした周は、やがて支配力を弱め、多くの国が争う春秋・戦国時代になりました。

③春秋・戦国時代に、青銅器よりかたくて丈夫な鉄製の農具が使われるようになり、
農業の生産力が大きく高まりました。

④この戦乱の中で、孔子は親子・兄弟などの秩序を大切にし、思いやりの心(仁)による政治を説きました。
この教えを儒教といい、「論語」という書物にまとめられています。
 中国文明:秦・漢
 
【秦】紀元前221年、始皇帝により初めて中国を統一した王朝。
【始皇帝】前259~前210 紀元前221年に、中国をはじめて統一した秦の皇帝。

 

①紀元前3世紀に中国を統一して秦という国を成立させたのは始皇帝です。
始皇帝は北方の遊牧民の侵入を防ぐために万里の長城を築きました。

②しかし、万里の長城の建設や度重なる外征に多くの農民をかりたてたため、
始皇帝の死後各地で反乱が起きて秦は滅び、漢がこれにかわりました。

③漢の時代に西の方ではローマ帝国が栄えていたが、この2つの文明はシルクロード(絹の道)でつながっていました。

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