社会3年 公民(現代社会)

 人権の歴史
 [要点-人権の歴史]

【基本的人権】人が生まれながらに持っている、人間らしく生きるためにある、
だれにも侵すことができない権利。

①イギリスの思想家ロックは「統治二論」を著し、名誉革命の正当性を主張しました。
フランスの思想家モンテスキューは著書「法の精神」で三権分立を主張し、
アメリカの独立宣言へ大きな影響を与えました。
フランスのルソーは「社会契約論」を著し、主権はもともと人民のものであると主張し、
フランス革命に影響を与えました。

②イギリスでは17世紀半ばにピューリタン革命がおきました。
1688年には名誉革命が起こり、国王に国民の権利を守ることを約束させました。
これを権利章典といいます。

③イギリスの植民地であったアメリカで、1775年に独立戦争が起こり、
1776年にアメリカ独立宣言を出しました。
1789年にフランス革命が起こり、フランス人権宣言を出しました。
第一次世界大戦後、ドイツではワイマール憲法が制定され、社会権を初めて規定しました。
 啓蒙思想家

【統治二論】1690年にイギリスの政治学者ジョン・ロックによって書かれた二篇の論文から成る政治哲学書。
【法の精神】シャルル・ド・モンテスキューによって書かれた政治哲学の書。
【社会契約論】思想家ジャン=ジャック・ルソーによって書かれた政治哲学の書。

 
 市民革命

【権利の章典】1689年にイギリスで発布された法律。
【統治二論】1690年にイギリスの政治学者ジョン・ロックによって書かれた二篇の論文から成る政治哲学書。

 

①イギリスでは古くから議会政治が展開されていましたが、
1215年には議会はマグナカルタを発表し、国王の権力を制限しました。

②1642年に清教徒革命が起きました。

③さらに、1688年に名誉革命が起こり、国王に国民の権利を守ることを約束させました。
これを権利の章典といいます。

④この当時活躍したイギリスの思想家のロックは、「統治二論」をあらわし民主政治を説きました。
 フランス人権宣言

【フランス人権宣言】人間の自由と平等、人民主権、言論の自由、三権分立、所有権の神聖など
17条からなるフランス革命の基本原則を記したもの。

 

①フランス革命のときに出された人権宣言は、
「人は生まれながらに、自由で平等な権利を持つ。」という文言で始まっています。

②「自由で平等」とあるが、このうち特に重要なのは「自由」です。
市民革命とは、支配者の圧制に苦しむ民衆の、
支配者からの解放(自由)を求めた動きであったからです。

③フランス人権宣言の図のトビラには古い制度のくさりを切り、
理性の光を照らすという意味を表した絵が描かれています。
 ワイマール憲法

【ワイマール憲法】1919年にドイッで制定された憲法。

 

①あらゆる人権の中で、もっとも早い段階に確立したものは自由権です。

②国王による人権侵害から逃れようとする民衆がまず欲したのは、権力者からの自由です。
そして19世紀には、自由な経済活動がさかんになり、資本主義経済が発展しました。

③しかし、それとともに、社会のなかの貧富の差が広がり、
労働者は長時間労働・低賃金を強いられました。

④そこで、普通選挙運動や労働運動が高まりました。

⑤20世紀に入ると各国で普通選挙権が認められ、
また、人々の社会生活を経済的に保障しようとする社会権が、
人権規定のなかに取り入れられるようになりました。

⑥1919年のドイツのワイマール憲法は、社会権(生存権)を保障した最初の憲法として有名です。
 先頭に戻る